「物流ウィークリー」記事掲載のお知らせ
物流ウィークリー:9月30日号(記事転用)SHUUEI
タイで現地面接
教習所視察なども実施
物流コンサルティング事業や人材派遣などを展開するSHUUEI(菊地賢一社長、東京都墨田区)外国人ドライバー雇用に向けた取り組みを強化している。特定技能登録支援機関として昨年から本格的に人材紹介事業をスタートさせ、タイ・ベトナム・インドネシアの3か国からの人材受け入れを推進してきた。これまで支援企業6社に計12人の外国人材を紹介している。
同社では、東南アジア各国の送り出し機関と連携し、外国人ドライバーの育成から就労後の定着支援までを一貫して行う。実際に、12人とは別に同社でも6人のタイ人スタッフが水産加工や営業職などで活躍している。
菊地社長は、「送り出しで終わりではなく、受け入れ企業の事前調査から就労後の働き方までをしっかりと管理し、日本に来る外国人に安心して日本で働ける環境を提供したい」と話す。
また同社はぐんま安全教育センターと連携し、外国人が母国語で日本の交通ルールを学べる教育環境を整備。技術・人文・国際業務ビザを持つ人材を対象に、タイ語、ベトナム語、インドネシア語に対応した横乗り指導員を養成している。
同社の枻川泰夫会長は。「母国と日本では交通ルールや事故に対する感覚が大きく異なる。同じ感覚のまま日本の運送会社で働けば事故につながりかねない。言語の壁を取り除き、正しく安全に学べる環境が必要だ。」と強調する。
さらに同社ではタイ人スタッフが教師となり、日本語能力試験(JLPT)対策の勉強会も実施している。
こうした取り組みの一環として、今年11月にはタイ現地で合同面接を開催する。日程は6~9日と13~16日の各4日間の2回。対面での面接に加え、運送会社や教習所の視察も実施予定。菊地社長は「これまでZOOMでオンライン面接を実施してきたが、対面ほど熱意を伝えるのは難しかった」とし、今回の現地開催に期待を寄せている。
参加申し込みの締め切りは10月10日。詳細はSHUUEIまで
(記事:越後桃子)